2008/04/19

19時前でもうレロレロ4月19日土曜日只今18時59分也。

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《風邪ひきメンドクサあるもの料理大全》
・オイルサーディンと水菜のオリーブオイルソテー
・コーンバター
・乾燥めかぶ戻しわさびヤッコ
・エビスザホップ350 & サタデーナイトメルシャンワイン。



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��飲む前に書いた>



一ヶ月ぐらい前に書きましたが
今年に入ってからホームレスの方が販売されている雑誌
‘ビッグイシュー’を愛読しておりまして
地味ではあれど丁寧に書かれた毎号の特集記事もさることながら
いくつかの連載コラム・エッセイも楽しみにしています。

なかでも雨宮処凛(あまみやかりん)さんが書かれている
力強くそれでいて読みやすい、弱者に見方したエッセイが好きで
ちょっと偏ってるかなー?との思いも無きにしもあらずだけど
いつも特集記事を飛ばして巻頭のインタビューの次に読むようにしています。

なんせ私はテレビを見ないもんで動く雨宮さんを見たことは無くて
そんでもロリータファッションで一度イラク問題とかに出ていた記憶があって
どっちか言えばあまり良い印象を持ってなかったんですが
上記のエッセイを読むようになってから印象は180度変わりました。

で昨晩、帰りに寄った本屋でこの方の本を見かけましたので
手に取るや即レジへ向かいました。
今月に入ってから2冊本を読み始めるも、どーにも面白くなく挫折続きで
それから帰りの電車中、朝の通勤時まで読んでた本はほっぽらかして
ひとまず40ページばか読みましたけどね。



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雨宮さんが取材したワーキングプアのルポルタージュ。
雨宮さん自身も高校を卒業してから4年強もフリーターをしてたそうで、
夜の仕事をしてたことや、ついにはピンサロの面接に行ったとまで書いてある。
そうそう、確かこの人が世の中に出てきたのって
リストカットとか右翼とか最初はそんなので売り出されてたんですよね。

まだ読み始めたばかりの本のことを書くのはちょっと変なのですが、
いやいや20年も前の話になってしまうけど
雨宮さんと同じく私自身4年ぐらいフリーター(当時そんな言葉は無かった)
になって自由を謳歌していた時もあれば、
裕福では無いけれど不自由なく育ててくれた親を泣かせてしまったり、
何を指標にして、どう進んでいいかわからず
「これからどうやって生きていけばいいんだろう」と思い悩んだ日々もあって、
そんなことを考えずに買ったこの本を読み進めていくたび、
振り返りたくない忘れてしまいたい思い出が
胸にグサグサと突き刺さってくるのですよ。



"私が二十代の頃、周りにはいわゆる「夢追い系」といわれるフリーターが多かった。
彼らは音楽など、自分のやりたいことをやりながらバイトで生活していた。
そんな人たちが三十代にさしかかったとき、何人かが自ら命を絶った。
私はそこで知ったのだ。いまの日本では、二十代で夢を追い、三十代になって夢を諦め、そこから「普通」といわれる生き方をしようとしても、そこに受け皿など用意されてないということを。"

"三十代でフリーターということは、四十代になっても五十代になっても
フリーターということだ。"




私は5%の自分の努力と95%の運で、
周りに比べたら遅れはしたもののなんとか社会の一員になることが出来て、
いつまでも一人身ではあれど、今は人並みの暮らしをさせてもらっています。

フリーターなんて言葉(リクルートのFROM_Aが作ったと思っている)が
出来る前、同じようにワーキングプアやニートなんて言葉も無かったけど、
私と同じように学校へも行かず定職にもつかずアルバイトだけしてる人は
少なくともバイト先には、どのバイト先にも何人も何人もいました。

バイト仲間皆で飲みにいって社員の悪口で盛り上がり、
こんな会社で正社員なんてまっぴら、と今思えば生意気なことを言ってたり、
学生より自由な金があって、勤め人より自由な時間があって
同じ時代に同じような考え方をしてたのでそれなりに楽しかった。
それでも将来の話になると、誰も口が重くなっちゃうんだよねえ。。。
どう進んでいくのが正しいことなのか誰もわからなかった。


あの頃、
楽しく一緒に働いていた仲間たちは皆元気にしているだろうか。

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