季節外れかつウィークデイの温泉街は小雨が降り続いてたことも合い重なって
人通りが少なく大変失礼ながらもゴーストタウンのようでした。
私は知らない街を当て所なくぐるぐる歩くのが割りと好きで
寂しき街をとぼとぼ2時間近く歩き回って
人口のわりにキリスト教の教会が3つもあったのを不思議に感じてました。
んん?なんでだ?大昔に天草四郎が立ち寄ってたとか??
翌朝帰りがけ駅に向かう途中でストリップ小屋を見かけて
なんとなく謎が解けたような気がしました。
きっとこの街(と言うより日本の温泉街どこもか)には
キリスト教の信仰に篤い国(フィリピンとか)から働きに来てる人が
かなりいるんでしょうな。
なんとなく哀しい現実です。
温泉はとても良かったですよ。
住宅街を歩いても温泉のタンクが置いてある家があちこちにあって、
やっぱ同じ風呂でも肌がすべすべになったり全然違うじゃないですか!
そこんとこは素直に羨ましいと思いました。
写真は戦前からあるらしい由緒ある共同浴場です。
他の共同浴場と違って500えんするので高いかなーと思いきや
立って入っても胸ぐらいの深さがあって、下に玉砂利が敷いてあって心地よく
相当大きな風呂で地元らしきオッサンは泳いでいました(笑)
私も40分近く浸かってましたかね。
駅の近くにある市営の共同浴場。
朝7時から開いてるようで250えん也。
私が入ってる間ずっと貸切状態でした。
泊まった旅館の立派な露天風呂はもちろん良いのですが、
個人的にはこんな地元向けのちっこい風呂の方が風情があって
好きだったりします。
右下のいかにも民家チックな温泉は呼び出しても誰も出てこなくて
勝手に入るのもなァと残念ながら諦めました。
泊まった部屋は私が住んでる家より広い10畳もあって
身のやり場に困りました(笑)。
さすが一泊22000えん障子を開ければ見晴らしはサイコウです。
これで天気さえ良ければネ。
今回の旅行で一番良かったのは温泉でも豪華な食事でもなく
窓際の椅子に座って机に足を乗せてひたすら2時間近く本を読んでいたこと。
なによりパソコンが無いのが良かったです。
もう10年近く生活必需品になって家にいる間はずっとつけっぱなしですが
もしかしてパソコン無い生活もアリかもしれんな、と思ったりしましたよ。
さてお待ちかねの食事です。
毎晩の侘しい食事と違って立ち上がらないと写真に入りません(笑)
仲居さんが部屋まで運んできてくれて一品一品これは何ぞやと説明してくれます。
良いですよね~ニッポン人はやっぱ和食ですよ。
当たり前ですがどれもこれも大変おいしゅうございます(岸朝子)。
それまで都合2時間近く風呂に入って身体中から水分が抜けてたせいで
一本800えん也のスーパードライ中瓶を開けた頃には
もうグルングルン状態でした。
そんな状態でもごはんがあるのなら、と頼んでしまうのがビンボウ人の性です。
ちっこい茶碗で食べるのも面倒臭いとおひつのまま食べることにしまして
これが意外と量があるのなんのって!
私は基本的に食べ物は残さないのでぜーんぶ平らげましたが、
やー苦しい苦しい!食い過ぎだぁー誰か助けてぇ~
あまりの苦しさにトイレへも行けず、その場で横になって唸ってまして
��時間ぐらい後ようやく立てるようになって、
なんとか気合で布団を引っ張り出して電気を点けたまま寝てしまいました。
写真もういっちょは信州名物らしき味噌天丼です。
地図を持ってかなかった行き当たりばったりの旅なので
名物の鰻屋を発見することが出来ず、
食べ物屋もほとんど無くて仕方あんめと入った市役所の食堂でしたが
予想に反してテンプラは作り置きじゃなく揚げたてで
かなりおいしかったです。
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さて
あとはゴールデンウィークの旅行はマジでどうしようか、と考えているところです。
昨晩はあまり多くない旅行記をネットで読んでおりましたけどね。
行ける場所がかなり限られるのと、行ける場所も相当地味らしく
写真も下手をしたら消されてしまうのが思い悩むところです。
うーんどうすっかなぁー?
もう一週間ばかり考えてみるか。
ちなみに私が人生3回目の海外旅行を思い立ったのは
こちらのブログを見てからなんですよ。